河井継之助記念館友の会設立趣意
新潟県長岡市の河井継之助生誕の地に、平成18年(2006)12月27日、河井継之記念館念館が開館いたしました。今からちょうど150年前、継之助が経世の志を抱いて長岡を旅立った日にあたります。作家・司馬遼太郎は、河井継之助と長岡藩を評して「かれは商人や工人の感覚で藩の近代化をはかったが、最後は武士であることのみに終始した。武士の世の終焉にあたって、長岡藩ほどその最期をみごとに表現しきった集団はない。運命の負を甘受し、そのことによって歴史にむかって語りつづける道を選んだ」と表現しています。明治維新を機に日本は大きく、その舵を転針させました。そんな激動の時代に、河井継之助は越後長岡を独立させ、理想社会の実現を目指しています。そこには「は国の は民の」の、彼の書にあらわされるように、地方を切り捨てにしない経済の自立をはかる民主主義思想があったのだと思います。
今年は、その河井継之助が生まれて180年目にあたります。来年は没後140年となりま
す。41年の生涯のなかで、彼が偏見や差別に捉われず、自由な創意のもとに実行しようとした志を知るべく、河井継之助記念館友の会を結成いたします。
平成19年7月25日